fool on the hill

流 星
真夜中三時 今季最大寒気で ビシッ!
庭に出て夜空見上げれば煌々と輝く星々

期待もせず寒気に震えながら佇めば
スッスッと二筋の光 見えたっ! 双子座流星群

もっと見えるかと欲出すもこの薄着 早々退散
その間ものの数分 瞬時の幸運
流 星
真夏の長雨も上がり虫の声響く真夜中の庭
見上げれば微かな天の川にくっきり白鳥座と夏の大三角
南に木星 土星が輝く

30年続いた八ヶ岳麓の夏合宿 皆で庭に布団を並べ
かなりな確率で流れる光を眺めたものだった
そんなことを思い出しながら

ちょいとカシオペア座に眼を移したらそこに流れ星
結構な光量で短く太い 閉塞の昨今につかの間の小さな贈り物
山 菜
知ってさえいれば山里にいくらでも見つかるが
店先に並べばおいそれと手の出しにくいお値段
何か近年急に高くなったような、、、

ありがたいことにいろいろな方々から頂戴した
概ね今時期は苦さや調理に手間のかかるものも多く
沢山集まるとかなり大変 毎度天ぷらも何だしねぇ
整腸 毒消し効果があるならついでにコロナもやっつけて

ツクシ フキノトウ ワラビ コゴミ フキ コシアブラ
タラノメ セリ ミツバ ワサビ タケノコ サンショの実
おや?ゼンマイとタケノコを見てないぞ

山菜もとりあえずこれで一段落?
さてお次はカリカリ梅を漬けまっしょ!
目 黒
桜情報真っ盛り 中でも目黒川の桜がよく映像に
20年ほど暮らしていたが昔はそれほど話題には上らず
洒落た店も皆無で地元の人達が時折憩う程度だったような、、

あの桜も一時全てなくなり新たに植え直したもの
何もない殺風景な姿を思い出す

両岸満開の桜と 散る時期の川面の見事さとは対象的に
ブロックに囲まれたドブ川はやはり都会の風景だったか
早 咲
毎年のニュース 県内にいち早く春を告げる桜を見に行く
街のど真ん中 図書館入り口に3本ほど

青空に映えて可憐な花びらだが花の付き方が妙
まるで杏でも見ているような
魯桃桜(ロトウ)と言うそうで本来は桃と桜の中間種とか

ポカポカ陽気の中 今季初バイク
わっ!久々の風切る心地よさ こっちの方がよっぽど春!
春 来
北海道 東北 長野 山梨 沖縄に春一番はないそうだ
各地の理由はさておき関東から越して来た者にはちょい寂しい

春は遅いし来たと思ったらいきなり全種全開になる花々
北国の特徴でもある そんな中ようやく春の片鱗

硬い蕾が沢山ついた小枝を部屋に置いたら見事に咲いた梅
寒風に咲くオオイヌフグリの可憐な青 時折の暖かい日差し

中でも 待ちに待ったスーパーに並ぶ生わかめ!
一口大に切り軽く洗ってポン酢シャブ 至高の一品
瞬時鮮やかな色の変化と香り歯ごたえで 春ぅぅぅ~!
上 越
昨日上越市にプチ旅行 県境から道の両側には雪の壁
市内に入れば未だ大型除雪車とダンプの車列

大雪から二週間以上経ってもこの有様
雪満載のダンプを追えば浜辺の雪捨て場はすでに白い大地
豪雪地帯の苦労が思いやられる

驚いたのが小さな十字路や駐車場からの出入り
雪の壁で左右の視界が全く効かず車の鼻先が容易に出せない

帰路 山あいの校庭でスキーの授業 懐かしい光景
俺の時は校庭がスケート場だったっけ

靴スケートを持ってる裕福な友が羨ましかった
こっちは なんてったって下駄スケート 冷てぇのなんのって、、
収 穫
朝から晴れ渡る 時は今 それ行けやれ行け
急な山道延々登り辿り着いたは広大野沢菜畑

今年で4度目 ようやく北アルプスが広がるを目にする
青々とした空と菜の緑 気持ちのいい冷気に暖かな陽射し

好き放題選りすぐり株から切り離し余分な葉をバッサバッサ
手慣れた作業30分 5kg束×6 計30kgを収穫

計量 精算 車載を終えて再度眺める空山畑 爽快感 MAX
これで菜洗い菜漬けがなければなぁ、、、
夕17時 菜漬け完了 二人でお疲れ様!美味しく漬かれ!
秋 色
すでに晩秋 早朝の山田牧場 外気は引き締まり
カラ松は黄金色に 八方尾根を照らす朝陽 冬が来る
足 音
稲刈り終わり 空高く 色付く木々
遠く北アルプスはすでに薄化粧 信濃の冬は美しすぎる
けれど寒さへの耐性が益々衰えて、、
造 形
県境を少し越え新潟県笹ヶ峰はもうすっかり秋
白樺に映える紅葉樹林 胸いっぱいの透き通った空気

乙見湖のほとり 突如茂みの中に派手な造形物
こんな所に草間彌生!水道管の上に凝った水玉模様の皿

実物は質感共に全く自然物には思えぬ造形
これが噂のベニテングダケ!幸福呼ぶキノコ!
長野では食用にもする!? 本物を見るのは初めてだった

帰路立ち寄る戸隠鏡池 今日は確か平日!Go to?、、即退散
夜 長
コロナだろうが猛暑だろうがお盆明けたらいきなり
庭に虫の声 いったい何を基準に鳴き出すの?

夜長に夜空眺めてまた一献!くぅ!禁酒もすでに20日
秋だけど 酒なくて何の己が桜かな、、、
浸 食
いつもの土手散歩コースをちょい寄り道したら  うをっ!
大地が消えたっ! 恐る恐る近づいて仰天

写真中央上の林まで直線的に伸びていた手前の砂利道と畑は跡形もないっ!
美しく削られたアーチはまるで火口湖 水の怖さ まざまざと
取 材
野沢菜収穫は今年で三年目 北アルプスを見下ろす高台
案内ハガキが来ると公の開始日より二日早く採ることができる

長靴 包丁 縄 軍手 車載用シート積込み 登る晩秋の狭い山道
行けども行けども信州はどこにでも集落がある

三回目ともなればそこそこ慣れて 畑に着いて早速包丁振り回し
菜郡かき分けながらいいもの選び株上から切取り余計な葉を落とす

山感で4kg一束 8~10束を作り計量所で精算
価格は市場のおよそ1/3 今回は40kg 2000円
これで一冬暮らせるんだからありがたい

ところで初日は毎回どこかのTV局が取材に来る
今回はNHK ついに奥が捕まった さり気なく離れる俺、迷惑な、、
「映ってたわよ~」 後日 奥は友から冷やかされたそうな、、
大 嵐
幸い自宅に被害はなかったが久々に大嵐を実感
ニュースに踊る言葉も多岐にわたる

直撃 豪雨 暴風 竜巻 突風 高潮 高波 水位上昇 危険水位 洪水 氾濫 決壊
土砂 激流 停電 浸水 特別警報 警戒レベル 避難準備 避難勧告 避難指示
計画運休 全面運休 全便欠航 自衛隊要請 避難誘導 転落 死亡 行方不明

なかでも近年目立つ気になるセンテンス
記録的、、 これまでに経験したことがないような、、
最大級の警戒、、 命守る行動、、百年に一度、、等々 何なのこれ?

いづれ近未来 「無駄です 諦めましょう、、、」 ひっ!
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