fool on the hill

音 録
神戸市郊外広々とした学園都市
芸術工科大学の一室で始まったレコーディング

エンジニアは映画監督とアートディレクターのご夫妻
驚いたことにガラス窓のむこうではなく
演奏者と同じ空間で音録りすると言う
実際の音を感じなくて何が録音かと

音はと言えば
昔ロンドンレコーディング時 楽器の周りを長時間
這いずり回ってポイント探した金髪エンジニアと同じ位
音の芯を捉えている
無造作に配置されたようなオフぎみの高価4本マイク

常々音録りは音楽と一番遠い場ではないかと思っている
どんなにいいテイクでもミスがあればと未だ達観できない
醜い自分と向き合う苦しい作業

相も変わらず完璧には弾けぬ
けれどいつもの録音時の精神状態とは全く違う
エンジニア眼前のライブ感
二人の人柄と真摯な姿勢に助けられ緊張感が持続する

CD制作するのは内弟子同期 世代も同じ一人の女性
1995年阪神淡路大震災 未だ癒えぬ心の傷
それをテーマに深く考え続けてきた末の決断

お気楽中年男 助演受けたはいいが余りに重い
せめて演奏ぐらいはと奮闘するも時すでに遅し

またやっちまった、、、、、、、、、、
Designed by aykm.