fool on the hill

浪 漫
昨年の読書量に比べ今年は反動でさっぱり
でも旅に文庫は欠かせない

探すのもめんどくさく何でもいいやと数冊まとめ買い
その中の一冊が ジュードテヴロー「時のかなたの恋人」
ひっ?ロマンス系?男が手に取る本じゃない!

数行読んでポイだろうとカバー裏返し読み出した旅の始まり
いつしか夢中 読み終えたのは夜明けのシドニー ホテルのベッド
事もあろうに枕濡らして情けなや 参りました!

次はローラヒレンブランド「シービスケット」
米1930年代 伝説のサラブレッドと男達の運命共同体
ディックフランシスの競馬シリーズも面白いが
ノンフィクションでこれだけ読ませる手腕 手に汗握る

今週末からまた灼熱宮崎「10才のひとり旅」が始まる
早速本屋あさり 分厚い本しか選ばないから
どうしても海外作品になってしまう

数冊の中にそっとロマンス系忍ばせた
夕 焼
昨夕 今度は軽めの夕立が時間をおいて二度来る
雨雲遠のき一段落 シャワーを浴びていそいそ晩酌準備

呑み始めたら外がやけに明るくなった
見れば空は一面黄金色 それからの展開が速い速い

刻一刻と変化する様は正に大スペクタクル
呑むのも忘れて見入ってしまった
夕 立
昨夕 実に久しぶりのお湿り
この頃は日の出前 ちょいと歩くだけでも汗びっしょ
おかげで今朝はやっと一息

生ぬるく不穏な空気 遠く稲光
忍び寄る黒雲 巻き上がる砂埃

前の畑は瞬時に池
収穫間際のトウキビが三割方薙ぎ倒された
足腰弱い植物も軒並みぺしゃんこ
対して朝顔などの蔓植物はさすがの知恵

最近は雷鳴風雨吹き荒れて夕立なんてもんじゃない
南国スコールとも異質 もっと暴力的で瞬間台風の体

遠い昔の夕立はもっと情緒があったがなぁ、、
疑 念
世の中が一方向へ傾くとつい屁理屈持ち出す臍曲がり
二酸化炭素に温暖化 エコに省エネ 如何にも正論風

家電の電気代は昔の何分の一 車燃費も大幅向上 等々
値上げラッシュのこの時期に何ともありがたいご託

新製品も作るにゃ二酸化炭素は当然出る
石油がそもそも値上がりで電気もガスもガソリンも
それこそ維持費は昔の何倍

旧製品使い続けることと 新品への投資金額とその維持費
比べていったいどうなのよ

壊れりゃ環境配慮物でもと気は使えるが
わざわざその為にとはどうにも考えにくい

一個何十円の裸電球と一つ何千円の最新電球
両手に持ち比べ いつもイマイチ腑に落ちぬ

そういや 「もったいない」 はどこ行った
それとの整合性はどうなのよ
夜 明
この頃だいぶ日の出が遅くなった
夏至を過ぎてまだ一ト月 これから盛夏と言うのに

昨日は夜明け前の薄明かり チャリで新岸川に向かう
運動公園で目の前を何かが横切った

地べた這う細長胴体 なが~い尻尾 まさかね?
用水路隔てて一緒に走る

どう見ても カワウソ!

一瞬立ち止まり目が合った その距離5メートル
やっぱりカワウソ!

うっそだろぅ? とつまらぬ駄洒落 いったいここはどこ?
夜 叉
久々の 自主企画
発端は05年 邦Jライブハウス 「和音」 (99/1~05/6)
が惜しまれながら閉店した

さよならライブに編集長巻き込み何かやろうともちかける
集ってくれたは 木田敦子 坂田美子 坂田梁山  田辺頌山
(五十音順) と実力派の面々

ところが急遽ドタキャン さればいつの日かリベンジを、、

ちょうどその頃 ベース溝入敬三ライブを聴く機会に恵まれた
その面白さと言ったら!

過去何度も共演し サンディエゴで一緒に遊んだこともあって
「この顔ぶれにて一つの戯曲をお書き下さらぬか」
対して快諾即答 「承知仕り!」 そして待つこと三年余

突如電話 「未だ曲、大部分が手つかずにて候、、、」
失望現さず 「更にお待ち申し上げし所存にて、、」

実は資金準備間に合わず内心 「ほっ!」

ところがここで渡りに船のお申し出
何と彼の人 広島県は福山芸術文化ホールリーデンローズの館長にご就任
ここの自主企画としてこれをやれると言う

驚喜!早速メンバーに伝えスケジュール調整
しかし俺以外は皆超多忙 困難を極める

ようやく本番までの日程が決まり作曲も再開
そしてついに初稿が送られてきた まずは13頁分
これで全体の1/5の量と言う

更に全員に台詞がある ちょちょちょっと待て 琵琶と箏はお手の物
しかし尺八二人と俺などは、、、

戯曲頼んだは我が身、、泣くに泣けぬ

題材は 泉鏡花 作 「夜叉ケ池」 龍伝説と二組の対照的な愛を描く
配役も実にどんぴしゃ 俺などババァとナマズ役 こりゃ面白い!

台詞しゃべるは高校時代の演劇部 シェークスピア 「オセロ」 以来
二度と見られぬ恥 さらしましょうぞ

師走の福山なれど 物見遊山の旅がてら 是非ともお出かけ頂きたく
切にお願い申し上げ候
顛 末
豪州顛末はこちら

日記風のちょい長め お暇な時にでもよろしければ、、。
漬 物
国際尺八フェスティバル in Sydney

丸五日間びっしりと尺八の音音音音音音音音音音
立派なホールをいくつも抱える州立音大の入れ物に
世界中の尺八家を糠味噌の如くくまなく詰め込んで
その片隅に埋め込まれた俺はまるで漬物気分

終いにゃ街の雑踏までも尺八に聞こえ出す始末
顛末は後日またゆっくりと

語学的パニックは今回珍しくなし
肝心の演奏はまたも玉砕

都会の灯りにも負けず真冬の空に輝く南十字星
港眺めるオープンテラスのワインと牡蠣は逸品でした
豪 州
今は冬 南風は冷たいか 月の向き 太陽や星の位置は
排水渦と日時計は逆回転か 現地の世界地図 カンガルーは美味か 

宿と会場往復の日々でもこれぐらいは体験できるかと
久しぶりの海外 初めての南半球堪能して参ります

しかしまた いったい何をしでかし大恥かくのやら
楽しみのような怖いような、、

一週間ほどご無沙汰いたします
節 介
おせっかいな友がいて
海外携帯と変圧トランスあるから持って行け
とわざわざ連絡をくれる

完璧な語学力を誇り尚かつ1グラムでも荷物持ちたくない
俺としては即座に 「いらねぇ」 と答える

電話を切った瞬間 頭をよぎる数々の海外トラブル
(06/5/9 blog「助けてっ!」参照)

三分後思い直して電話を入れる
「やっぱり貸してちょうだい、、」

ほぼ三週間 こもりっぱなしの身に
久しぶりの板橋大山商店街
何十年と変わらない庶民的雑踏 赤提灯がまぶしい

暖簾をくぐり早速冷えたビールで乾杯
しこたま呑んで勘定頼むとすでに支払い済み

「ちょっと待て 俺が奢られる道理はない」
店の出口で叫べども 「んじゃね」 とさっさと消え去る友人夫婦

行き場のない万札ヒラヒラさせながら独り言
「ったく!お節介にもほどがある」

気のいい友もいたもんだ 俺にゃ真似できない
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