fool on the hill

絶 景
天気もいいので長野からの帰路ちょいと回り道

19号から大町白馬線へ 最初のトンネルを抜けると
眼前に白く聳える北アルプスの大パノラマ

もっと見たくてその辺の山道を登る
見晴らしに息を呑む

カメラを構えてもホンの 一部 しか切り取れない
ただただ見とれ心に焼き付ける

気がついたら奥がおらぬ  お~い!

下の崖からひょいと顔を出す
手に持ちきれぬほどのアレを抱えて

やれやれ 今宵の肴は つくしんぼ
交 番
朝散歩の帰り道 新しめの携帯電話が落ちていた
中身詮索するのもはばかられ いっそ交番へ

一軒目無人 二軒目交番も無駄足
備え付けの電話も応答無し 三軒目これまたひっそり

こうなりゃ意地と地元警察署 ようやく届け出
聞けば人員不足 「辛いところです」 と
落とし物だからいいけれど事件だったらどうすりゃいいんだ

携帯にもせめて自宅番号入れといてくれればねぇ
って今時携帯のみの人も多いか、、

薄着で30分 朝の原チャリ暴走は寒かった
環 境
一昨日の北風で玄関前は八重の 花びら絨毯
コンクリートに落ちるよりなんぼか風情

築22年の六軒長屋 玄関前は3-40㎡ほどの芝生公園
窓側にはそれより少し狭い畑
老夫婦手作りの季節野菜もたまにお裾分け頂く

それ故 林立する家の窮屈さはない
音を出しても苦情は来ず窓から楽器を放り投げればそこには車

チャリで五分も走れば広々河川敷 見渡す限りの田んぼや畑
東に埼玉副都心 南にお江戸のビル群 西に富士山 北に浅間山さえ遠く臨める

都心からは若干不便でもこの環境
ついに二十年居着いてしまった
代 償
そりゃ迷惑だろうけど酔って裸で大騒ぎなんぞ
可愛いもんじゃないの 誰だって覚えがある

しかし 番組降板 CM中止 家宅捜索 関連企業株価下落
ともなれば有名人の恐ろしさ それより
一般人による四六時中の監視環境にいる事の方が怖そうだ

有名税と言えば聞こえはいいけれど  過酷ですねぇ、、、
両 隣
電車内 一つだけ空いてた席に座った
左は三十路ほどの女性 右は五十路?程のこれまた女性

発車加速時 いきなり左から強烈な香りのパンチ!
慣性移動中も微妙なジャブやフックは続く
一つ目の停車駅手前 電車が減速したら今度は右から必殺カウンター!

こりゃたまらん 目的地までこれを受けるとなればと 即座にギブアップ
席を立とうとしたら運良くお二人とも下車なされた

悟られぬよう静かにゆっくり大きく深呼吸  生き返った!

人混みの中 すれ違うだけでも香るあの臭い
いったいどんな御化粧をなさればあれほどに?

とか思いながら きっと我も加齢臭
いやいやそれよりもっときつい煙草臭に違いない

皆様ごめんなさい   m(_ _)m
五 輪
五輪招致のニュース見ていきなり思い出した
もう一度是非にでも聴きたいあのファンファーレ
1964年東京オリンピックでのあの響き

あれが吹きたくて中学のブラスバンドに入ったようなもの?
音楽への最初の入口だった

トランペットのピストン運指は確か人差し指一本でできたはず
厚い唇を無理矢理小さなマウスピースに押し込んで、、、

楽譜が見たくなって早速検索 恐ろしやネットの威力
それも過去五輪の全てが収録されている サイト
写真は元よりありとあらゆる情報が載せられている

まさか楽譜まではと見るうちに、、

うをぉ~! あった!

そうか 公募での採用だったんだ
それも作曲は同県人今井光也氏 知らなかった、、、

この 楽譜

見てるだけで胸いっぱいの幸せ
珍 種
実家は長野 近所の八百屋に置いてある手絞りうどん
腰のある生麺もうまいのだが付いてくるタレもなかなか
ラーメンもさっぱり系でコクがある

一度製麺所を訪ねてみるかと暇に飽かせて上田市に向かう
国道裏にひっそりといかにも家内工業風建物
両方の汁を親切にも大量に格安で分けていただく

どちらの汁も甘すぎず辛すぎず何の料理にでも使える

先日テレビで青森の 「つゆやきそば」 なる物を知る
どうみても美味そうに見えない 気持ち悪い

しかし一度は試してみねばと恐る恐る
まずは普通にソース焼きそばを作る
仕入れたラーメン汁に え~いままよ とドサッ!

なんじゃっ これは!
汁はあくまでラーメン 当たり前だ
メンも確かにソース焼きそば そりゃそうだ

が 妙なのである 美味いかと聞かれれば う~む、、
マズイかと言えば そうでもない

食べる内に渾然一体となる不思議な味
悩みながらもスープまで飲み干しちゃった

嫌がる家族に改めて作って食べさせてみる
やはり首かしげながらそれでも完食

どうやら美味いらしい
うどんにも飽きラーメンにも飽き焼きそばにも飽きた時
これは確かにもう一つの味になりうると結論

気持ちわる~い と騒ぎながら食べるもまた楽しからずや
是非お試しを!
複 協
「箏などやっても食えやしない
教えてやるからうちに来て詩吟アレンジ手伝え」

およそ三十年前 船川利夫師からのお誘い
二三度伺ってこっそり逃げ出した

TV放映 詩吟伴奏の仕事も何度か頂いたっけ

十年経って久しぶりに録音現場で師と再会
相変わらずの歯に衣着せぬお元気さ

それからまた二十年後の2005年 今度も録音現場
「おい kuri 俺はもう駄目だ 死ぬ」
そして昨年十月 ついに帰らぬ人となった

追悼リサイタルには多くの関係者が集った
舞台で出雲路を弾きながらふと師の言葉思い出す
「十七絃ってのはなぁ そんな柔らかい音出すもんじゃねぇ」

おかげで二小節ばかり気絶した

師の尺八ソロによる複協奏曲が客席に流れる
正に一世を風靡した曲だった

邦楽界に入り立ての右も左も分からぬ時代
何度この曲に立ち会ったことだろう 甘酸っぱい懐かしさ

お世話になりました先生 また向こうでお会いできれば、、
八 重
ソメイヨシノが葉桜に 代わって玄関の真ん前公園
八本の八重桜が咲き出した 一つ一つの花びら見れば何とも豪華

近所の家に珍しい 緑の桜 が二種
御衣黄(ぎょいこう)と黄桜(きざくら)と言うらしい
花びらに走る緑のラインが美しい

黄桜と聞いて思い描くはもちろん河童の日本酒
小島功氏描くところの艶っぽい漫画 最近見ないなぁ
鉄 道
東横線祐天寺駅近くに有名なカレー店がある
その名も 「ナイアガラ」

店内は鉄道マニア垂涎のありとあらゆる鉄道備品に
埋め尽くされている

発車しま~す のかけ声と共に
カレーが模型機関車に牽引されて運ばれる

近くに住んでた頃は頻繁に通った
さすがにもうないだろうと覗いてみれば何と未だ健在!

変わらぬ店内と懐かしい味 帰り際
20年ぶりに寄らせてもらいました 本当にご馳走様 と声をかけたら

ありがとう!ありがとう!いやぁこんな歳になっちゃいました
と笑顔満面の 駅長さん

何の何の 食材のせいかお肌つやつや
行ってらっしゃ~い といつもの言葉に送られて店を出た

気分はほのぼのと
遠い昔も一緒にご馳走になりました
場 違
公園を散歩していたら耳に二人のおばあちゃんの会話
咲き誇った桜見上げながら

【 きれいだねぇ こんな国に生まれて良かったねぇ 、、 】

その時 日本上空をミサイルが駆け抜けた
広 々
都会に対してこちら 地元の桜
昨日はまだ七分咲き

川に沿って延々桜並木が続く
空が広いのが何よりのご馳走

ここはいつ行っても釣り人が、、
俺にも釣りの趣味があったらなぁ、、
満 開
暖かさ戻り一気に開花
昨日は都内江戸川橋へ

首都に唯一残る路面電車都電荒川線
終点早稲田近くの神田川沿いには満開の桜

足を少し伸ばせば九段の千鳥ヶ淵と
東京に桜の名所は実に多い

狭苦しく思える大都会だけれど
結局 何でもそろっている
巧 妙
限定二年 休日走行距離無制限高速割引が始まった
休日は千円ぽっきり 体験してきました
本来ありがたがるような制度かい?とか思いながら、、

悩ましいのが平日 走行距離 100km以下 通勤割引と平日割引
月一信州通いの身としては貧乏暇有り早速検証

が 見事にややこしい
走行距離は約200kmだから100km以下を二回使うことになる

さて最安の方法とは

通勤の五割引を必ず使うとすれば 結果実に巧妙
走行区間の配分により 15円の得から160円の損と出た

せこっ! 考える時間だけ損したっ!
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