fool on the hill

遺 品
昔世話になった方が亡くなられ遺品を整理する
友人六人と広い家の中を片付ける

骨董品や趣味のいい家具 食器類 その他諸々膨大な品数
故人の思い入れがいたるところに

欲しい物は持って行け そうは言われても、、
半ば強制的に各自段ボール数個を持ち帰る羽目に

こちとらついでに練習箏四面も付いてきた
どなたか欲しい人あればご一報下され!

片付け終わって一服時 友人がぼそっと一言
物は残しちゃいけないね、、帰って自分ち整理しよ

なのにこんなに持ち帰ってどうすんだっての!
復 古
肝休日無視 晩酌の毎日
それでもさすがに飽きるから時折酒種を変える

先日友が 目先を変えてこんなのどう? と
一箱送ってくれた 

俺らの世代にゃこりゃまたレトロなネーミング
流行ってるとは聞いていたが、、

ハイボールっちゃぁウイスキーでしょが
ベースが焼酎? それってチューハイとちゃうの!

呑んでみたらうまかった 柑橘系などちょい添えて
宝酒造の焼酎「蘭」ベースのソーダ割 その名も「焼酎ハイボール」

一箱呑み干したら やっぱりまた飽きた、、、
浮 気
行きつけのメンテナンス屋 オイル交換時
リフトアップしてくれるのでその度に下回りを見せてもらう

さすが10年10万km超の爪痕は至る所に
見ればギヤボックスからオイル漏れ やれやれ

今年はすでに足回りのオイルシールとマフラー破損
すでに十数万の出費

追い打ちをかけるように来月は車検
いったいいくらかかるのよ

オイル漏れみてため息つけばメンテナンス屋のお嬢

少しづつ丁寧に修理して大切にしましょうね
いつまでも頑張ってくれますから、、

意外な言葉に一瞬その女性を見つめてしまう
少しして何ともほのぼのとした気持ちわき上がり
素直にこっくりうなずく俺

そうそう 乗り換えの浮気心で何台駄目にしたっけか
車ってホント不思議

きっとよく分かってる人なんだろうな、、
心に残るうれしい一言でした
情 景
高齢な方々やあどけない子供達 闘志あふれる若者や
日々忙しく暮らす家庭の主婦 そして心労絶えない会主

個々の出演者 縁者の方々はそれこそ全身で聴く
演奏者よりわくわくどきどきしながら、、

うらやましかったな 二つのおさらい会
今更ながら考えるもう一つの音楽シーン
短 編
旅に持って行った何冊かがみな不発 途中でポイ
大阪モノレール千里中央駅の自由図書棚で手に取った一冊

乃南アサ著 氷雨心中 六つの短編のド頭 「青い手」

面白い小説は想像力を弥が上にもかき立てられるのに
この短編 書かぬことでそれが大爆発

書かれるのは線香職人家族のただの日常のみ
なのに読後はギャッ!勝手な想像して ひぃ~っ

他の短編も同じ香り漂い 怖いからもう読まない、、 ^_^;
空 旅
何を勘違いしたか 伊丹のはずが関空で予約してた
ハブ空港の任果たせそうな空港 海上にポツリ

しかし大阪中心地にはえらく遠い
特急電車でぶっ飛ばしても結局リハに遅れた m(_ _)m
何やってんだか、、

茨木市での本番 どうしたら本番緊張せずにできますか?
と何人もから聞かれ答えに窮する

こちとら相も変わらず心臓バクバク
そうは見えないのなら単に面の皮が角質化?

後半は大阪から90分ほど電車に乗りたどり着く福知山
三田市を過ぎたあたりからのどかな景観が楽しめる

黒豆で有名な丹波を経て紅葉に彩られた山々と美しい渓流
帰路は雨に濡れ霧がたちこめ何とも幽玄な車窓を楽しむ

大阪からは今度は伊丹、、どういう予約だっつぅ
突貫工事中の羽田 海上関空 どこも問題抱える空港事業

近畿圏なら新幹線でも総時間は余り変わりない
それでもやっぱり空がいいな、、
陰 口
無駄根絶を自己に当てはめてみればちょっと待て
そのほとんどが無駄で占められてる訳で、、

仕分け作業も情報公開と言う意味では良
やり過ぎて禍根を残さなければいいけれど、、

話変わって昨今の報道 目に余り
常に誰のためか分からぬ生け贄せっせと作りだし

司法立法行政さえ意のまま 第四の権力
そろそろ我慢も臨界点 チェンジ必要はあなた方

などと陰口たたきながら 明日から大阪京都五日間
後半の福知山 晩秋の車窓楽しみに行って参ります
天 下
この字に 「り」 を付ければ 「あまくだり」

お役人様が長年築き上げた 縄張り とはこれほどのもの
これでまだ 1/6 程度 天下を取った気になるのも無理からぬ

~啓発~基金~事業~推進~拠出金~抑制~推進プラン
~補助金~実現プロジェクト~委託費~交付金

一つとして見知らぬ事業名が延々と並ぶ お口あんぐり!
驚きの行政刷新会議の仕分け対象447事業一覧でした、、、
〆 蒲
演奏用際物秘密兵器の作り方を教えろとメール
説明もややこしいので手元に残る最後のものを送った

お礼として旅先の熊本から珍味三品が送られてきた
その内の一つが 〆蒲 ??

シメサバと蒲鉾の合体品 見た目まんま鯖寿司
強めの酢〆に上質の蒲鉾 ちょっと笑えたネーミング!

次に秘伝豆銘(とうべい)
沖縄の豆腐ようのようなものかと見れば全く違う

熊本には豆腐の味噌漬けなるものがあるらしく
これはもろみ漬け 薄茶のクリームチーズ風

少し甘めで何とも深い味 意外に酒と合う

ラストは大の苦手 からし蓮根
穴があれば詰めたくなるのは人情とは言え何も芥子でなくとも、、

ところが食えた 結構うまかった

そうだよなぁ、、野沢菜にしたって各家庭それぞれの味
俺なんかお袋の味しか受け付けないもん

結局慣れなんでしょうか、、と懲りずに食の話題で m(_ _)m
餃 子
我が家は親の代から茹で餃子
お江戸に出るまで焼き餃子を知らなかった

沸騰するお湯に投げ入れ浮き上がってきたらできあがり
さっぱりしてるから一人20-30個は軽くいける タレは焼きと同じ

具は奥方が必死で刻み絞り俺は晩酌しながらひたすら包む
娘は食べるだけ、、、昨日の餃子はことのほかうまかった

しかし毎回同じ作り方なのにどうしてこんなに変わる?
カレーでも同じ味になったことないし、、

常に味をキープする専門店などにしても
季節により年により素材だって変わるだろうに、、

こちらがただ単に微妙な変化が分からないだけかもね
だからうんちく語ってもすぐばれちゃう

ちょびっと反省、、、
練 習
如何にも贅沢三昧の旅、、いったいどんなご身分?
いやいや 面白がって食のみ列挙したらそうなりましたのん

和気藹々としたコンサートで一日過ごし
来月の会主リサイタルの為
残り四日間は集中的なリハ 毎日六時間程度弾きまくる

合奏練習に於いて自分が弾ききることは余り意味がない
とにもかくにもいろいろな意味でのデータ収集の場

弾くための集中ではないから知恵熱状態によく陥る
それでも最低限弾けなければ相手に迷惑がかかる 難しい、、

ある時の我師のお言葉
「僕には若い頃の猛練習と言う貯金があるから、、」

くそったれ~!
はいはい知ってますよ 毎日毎日正座させられて
飽くことなきすざましい練習を眼前で聞かされてましたもん

それ見習わず芸にも暮らしにも貯金がない俺は
なるほど今でもひいこらしてるわけで、、、

それにしてもその貯金
使い果たされて逝かれたのでありましょうや?
それともまだたっぷり、?               ^_^; 
穴 子
初日いきなり穴子 それも刺身!見た目は厚めの てっさ
食感と味は例えればヒラメのエンガワか?

こりこりと 脂がのって口の中にはたっぷりの甘み
蒲焼きと天ぷらしか知らぬ身には驚きの一品

翌昼食 うどんを注文 出された小鉢数種類
刺身にごはんと膳の上は大宴会 とてもとても食いきれぬ

その夜と言えばついに季節の広島
若干時期尚早ゆえ蒸し牡蠣いかがかと小粋な店の店主
白く輝く殻の中 ほぼ卵大ぷりっぷりっの身

刻みネギ 紅葉おろしがちょんと乗り
それを一気にほおばる  くぅ、、 ほとんど生!

ノドグロも食してみられよと勧められ
その名の通りのどの中が真っ黒の焼き魚半身
鯛に近いような気がするが身はもっとほっくほく

三日目昼 市内中心部からは30分ほどの郊外
有名店か 居並ぶ客は満足げな顔ばかり 小次郎寿司

マグロのみ醤油を付けるがよろしいと最初の握り五貫
醤油など確かにいらぬ 正に王道 圧倒的 けれど??

一口でほおばってるのにネタとシャリが完全分離
どう食おうが必ず先にネタの味 そしてシャリ
このシャリこそ命 これこそ味わえと どのにぎりも主張する

もしかしてホントの寿司ってこういうもの?
土瓶蒸しの豊かすぎる香りと味を箸休めに
その後またまた巻き各種 〆の玉に至ってついには玉砕

ステーキをポンドで食ったような気がして
いっとき失礼してホテルで寝込んだ

なのにその夜と言えば今度は極上焼肉
したたるロースにカルビ肉 お願い許してっ!

四日目 江田島産の小粒な牡蠣がずらりと並ぶ打上げ
各種手作り料理と金賞受賞米焼酎に饒舌全開 酔い絶頂 即昇天

五日目昼 あろうことか岡山有名店のもつ鍋
これでもかの脂身に味わい深い豚骨風出汁 けれど実にさっぱり

〆にラーメンを入れるのだがこれまた経験のない麺
細めまっすぐ スパゲッティーに近い食感
もう駄目と叫びながらするするすする

そして最後の晩餐 会主の心こもる手料理に舌鼓
サラダの上に乗るトロのタタキに熱い汁をさっとかけ
山芋とシメジの炒めも秀逸 何故か一番ほっとした柔らかな時間

これ程の贅沢三昧 かくなる接待受ける身であろうはずもなく
夢 幻の六日間 何もかもがうまかった 恐るべし広島

けれど穴子だけは是が非にも今一度!
来月も行けそうじゃけぇ、、、くっくっくっ くわっ!
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