fool on the hill

卒 寿
父 めでたく長生き 好きな焼酎を贈り おめでとさん!
母 祝に自分の好物 鰻を食したいと宣う ? 

父は格別好きと言うほどではない が しぶしぶ付き合うそぶり

我ら夫婦は何年かぶりのあの香り思い浮かべ
仕方ない ここは腹をくくって大盤振る舞い覚悟

いざ四人 行きつけの鰻屋へ まずは肝焼き肴に乾杯
その内運ばれてきたお重開けて嫁 歓喜の涙

対して父 やっぱり かつ丼が良かったな、、とボソっ
それでもさすがに味は昔のまま 充分堪能していざ と

父 俺が出す! えっ?
結果 好物食べられず尚且つ自腹で祝う卒寿の受難
青 鬼
白馬村の少し北 姫川ダムから急峻な山道を登る
辿り着いたのはカブト造りの屋根群 青鬼(あおに)集落

早朝どこもかしこも霧 急坂を流れ落ちる小川の水音だけが響く
棚田の石垣近くに腰かけ さてといつもの腹ごしらえ と

突如 晴れる霧 見る間に視界が開けた
棚田越し 眼下に市街地 眼前に未だ残雪の 五竜 唐松 が聳え立つ

行い良き人に幸あり  ^_^;  
新 譜
親馬鹿少々 新譜 だそうです

レコーディング あれほど過酷な作業って他にあるのかな?
いつもいつも自分の心 丸裸 ジャンル違えども 多分、、ね  おつかれさま!

それにしてもCDや本の帯 またはライナーノーツなど
誰が書くのかそれもまた才 一度はしてみたい究極の褒め殺し ^_^;
妙 音
この辺りは山間地に比べてもかなり遅く
最近ようやく田植えが済んだばかり

一番近い田でも400mは離れているのだが
夜 盛大な蛙の合唱が聞こえてくるようになった

この声や蝉しぐれにヒグラシ 鳥の声
川のせせらぎ 海辺のさざ波 風に雷 雨の音
など実に環境音楽 何の支障もなくゆったり眠れる

対して人の微かな寝息でさえかなり気になる質
故に夫婦別室 すでに四半世紀 ^_^;

そうそう もう一つ始まった音がある
蚊の迫り来る、、、 こればかりは飛び起きる
緑 葉
東京文京区本駒込の下宿に入ったのは43年前
一階は大家さん 二階三室が下宿人

薄暗い四畳半に半畳の押入れと簡易台所
トイレ共同 窓の外は隣家のベランダ 家賃は4千円程度だったか
それでも寮を出て初めての一人暮らしには心躍る空間だった

前置きさておき本題「おもと」 「万年青」と書く
世話になって4年 目黒へ越すことになった朝

「持っていきなさい 新しい家に入る前にまずこれを部屋に
入れるんだよ 息災でいられるからね」 大家さんに渡された一鉢

それが今 青々と目の前にある 長い付き合いだね まだまだよろしく
雑 踏
晴れ渡った朝の上高地 降り立った大正池
左手に焼岳 右手に奥穂が映る静寂な湖面に言葉も出ず

引き締まった空気の中 左岸をゆったり上流へたどる
気持のいい静けさが続いたのは田代池まで

そのうちザワザワワイワイガヤガヤに追いつかれ
河童橋にたどり着けば観光バスと人の山
日本各地のお国言葉飛び交う中に一際目立つ中国語

いやはや これが休日ならいったいどういう事に、、
雑踏から逃れ ほっと一息つける場所に佇めば

川面からいきなり立ち上がる残雪の西穂 奥穂 前穂高
影のように聳える明神と雪渓から吹き降りる風に揺れる新緑

さすが壮観の名勝地 雄大な眺めの何と贅沢なこと
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