fool on the hill

国 宝
尺八人間国宝 山本邦山師 古希七十
小学館雑誌サウンドレコパル対談以来八年ぶりにお会いした

未だ紅葉には至らぬ京都

リハ終え近くの大徳寺入口の漬け物屋
師は水菜のお漬けをぎょうさん求めはる

ついで広い大徳寺境内を散策の四人

そして さすが国宝
接待されるは明治六年創業の老舗「三嶋亭」京都三条
古い木造建築 磨き抜かれた板廊下
すき焼きの匂い染みこむ小部屋に通された

客人手出し一切無用 仲居が全て取り仕切る
八角鍋に砂糖を広げその上に霜降り肉
割下をかけまずは肉一枚のみ味合わせ

霜降りのしつこさなど微塵もない
その後は通常のすき焼き鍋となる

盆に幾重にも連なる輝く霜降りの優雅
失礼と言うより怖ろしくて値段も聞けぬ

師はワイン傾けながらの饒舌
連発駄洒落も健在 実に楽しそう

店を代え いよいよ佳境
こんな若輩者の昔もよく覚えておられ思わず感涙
酔うほどに厳しくも暖かい説教を何度も頂く

スペインでのレコーディング秘話から
共に時代を生きた友の話に師の眼にも涙

前日二日酔いとは思えぬほど呑むこと七時間
さすがに酔われ尺八忘れたまま大津に戻られた

付き人として常に舞台袖から聴いた両師の演奏
息詰まる緊張感と息の合った自在な音楽
袴の片方に両足入れての演奏 舞台でちびった話
各地のカラオケ 飲み屋街でのあれやこれ
対照的な二人の寝相など走馬燈のように駆けめぐる


それにしても京都は恐い
とても一見では入れない店ばかり
死ぬまで付き人以外では入れそうもなく

幸か不幸か、、
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