fool on the hill

将 棋
第18回世界コンピュータ将棋選手権は
ソフト同士の総当たり戦 「激指」が優勝
エキシビションマッチではアマ名人がついに電脳に敗れた

将棋にはまったのは38年前 日々これに明け暮れた
実力はと言えば 最低ランクにも値しない
五手先読めと言われれば う~むむむ、、

20年近く前 世界初CD-ROM搭載電脳 富士通 FM-TOWNS
手に入れて誇らしげの友
横には「最強」と銘打った将棋ソフトがあった

当時の最新機種でも とてつもなく遅かった
中盤以降は一手数時間を要する代物
ひんがら一日友の部屋で画面とにらめっこ

日も暮れ やめて帰ろうとすると彼
「電源切らずにおく 電話で次の一手を知らせろ」

迷惑かけるも悪いので帰宅後必勝法を思案
紙と鉛筆取り出し片っ端から手筋を書いていく
めっちゃアナログどえらい労力

枝分かれ激しく 出来上がった図はまるで生物の進化表

一手一手が次の一手を無限に作り出す
悪手連続での一経路が最大百二十手ほどだったか
全て再検討後 確信を得たのは明け方

「勝ったよ」と電話を入れる
「何で分かる? 最後までやれ」と彼
「時間と電気の無駄!」鼻高々の俺
「ここでやめられてなるものか!最新機種だぞっ」

意味不明の怒声に大笑い あげく対局続行
こちら電話片手に表横目 友はマウスで駒移動
結果 数日を要して勝利 読み違えはなかった

人の遊びで缶詰になる友にも呆れるが
【 プロ棋士はこの図を頭の中で描く 】
と実感した途端 将棋への熱は醒めた

俺にゃ到底無理世界
実力伯仲 待った連発 落語の「笠碁」が分相応
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