fool on the hill

履 歴
所詮肉体労働を提供し賃金を得る行為かと後々悟る

どんな職業にもプロがいた
今のようにバイトが表立つようなことはなかった
何でもないように見える作業ほど職人技だった
魅力的な頑固親父が多く 厳しいが楽しかった
東北のぼくとつ無口な出稼ぎ人も温かかった

そして賃金
およそ30年前だが今よりは確実に高かった不思議

□警察(小石川富坂警察署)
  犯人尾行の運転手に雇われる 技多く真剣
  逮捕の瞬間は模擬でも緊迫 国家権力の一端を見る

□ガードマン
  何かあったら即座に逃げよとの至上命令
  何のためのガードマン?
  しかしそれ以外 確かに道はなかった
  唯一制服着用 丸腰

□土方(日雇い)
  夜明け間近の高田馬場 日当を連呼するトラック
  我がちに乗り込む多数の労務者 定員になり次第発車
  一番トラックに乗り遅れれば賃金は下がる
  仕事はきついが35年前で日当万単位は確実だった
  セメントこねの良き相棒になれるとおだてられ
  真夏の穴掘りに失神寸前

□徹夜デパート掃除
  回転式掃除機 見れば楽そう 試してみたら
  自分が回転した
  床に大量の水をぶちまける ワイパー型道具を
  さっと一振り 一瞬にして水が手元のちり取りに
  収まる不思議 プロかいま見る

□製本屋
  文京区に多かった 丸一日立ちっ放しで歩くに歩けず
  「三日三月三年」と教えられたのはここ
  何事もこれを超せば耐えられると
  
□紙くず処理
  製本屋などから出る紙くずを立方体に圧縮する
  たかが紙 しかしとんでもない重量になる
  100kg近いこれを荷揚げするこつを半年かかって覚える

□リンゴの花摘み
  小六初めてのバイト日当500円 うれしかった

□新聞配達 
  真冬の長野 凍てつく道 何度こけての叱責だったか

□ダスキン  
  モップと消臭剤の交換作業 六本木支店長に推される
  断らなければ今頃は、、、、、

□的屋(香具師)
  他店の軒先仮り食器を売る これがとてつもなく重い
  祭りの屋台 内情知ればとても買う気にはなれぬ
  その筋絡みで結構危険

□死体処理
  当時破格の日当だったはず 米兵ベトナム戦死者の、、
  さすがに行けなかった

□正派管理人
  市ヶ谷 四階建て会館の夜は寂しい 裏は墓地
  正派所蔵のレコードを聴きまくる日々

□運送屋
  4トントラックは想像以上に荷物が積める
  その荷の上げ下ろしたるや!
  どれもこれもボロトラック ある日ガソリンタンク
  を引きずりながら走る あわや大惨事

□売血
  当時はまだあった 話はよく聞いていたが
  やはり行けなかった

□秋葉原
  店舗と倉庫の往復 家電の重み すざましく

□艶本横流し
  米軍基地あたりからの流れ品 黒塗り部分が懐かしい
  本場 米 Playboy 誌 鮮烈な画像に愕然
  手垢が付いても良く売れた

□自由民主党
  自民党本部 議員会館はフリーパス
  未だ高速もない時代 党紙を青森へ運ぶ
  真冬の陸奥(みちのく)幾度となくスピンターン

□その他
  忘れた、、
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